6月3日、たまたま抽選で当たった7月1日に正式デビューする新しい新幹線「N700系」の試乗会で日帰りで名古屋に向かった。先頭車両がカモノハシのようなフォルムをしたN700系は、既存のものと比べて東京・新大阪間の所要時間を5分短縮するだけれど、随所に工夫が見られた。全ての座席にノートPC用の電源コンセントが付いたり、ニュースが流れる電光掲示板の文字サイズが大きくなったり、各座席列に個別空調が付いたり、心配りがきいた工夫だなと感心した。試乗会では、往路がこのN700系に乗って、時間帯は自身で自由に指定できる帰りの指定席特急券から、USBメモリやら携帯ストラップやらまでたくさんお土産をもらった。嬉しかったけれど、どれ位このキャンペーンコストってかかってるんだろうって大きなお世話な考えが頭をよぎった。
11時過ぎに名古屋に到着して、向かったのは熱田神宮側にある「あつた蓬莱軒本店<蓬莱陣屋>」。創業明治6年、「ひつまぶし」の商標登録を行っている超有名老舗店に行ったことがまだなくて、今回の日帰り旅行の大きな目的がこの店でひつまぶしを食べることだった。行ってみるとまだ12時前なのに長蛇の列。名前を告げて1時間後に戻って来て下さいと言われたので、熱田神宮に向かった。三種の神器の1つが納められているだけあってさすがに熱田神宮は壮大。この日は明け方に雨が降っていたこともあって参道の木々の緑が一層深く、少し神妙な気持ちになりながら本殿にお参りした。ところで、参道脇に「宮きしめん」といういかにもご当地的な店があったので、これからひつまぶしを食べるというのに、腹の虫おさえと思って1杯食べてしまった。大した感動的な味でもなく、少し残念。と、そうこうしている内に1時間が経ち、蓬莱軒に戻った。程なくして中に案内され、待望のひつまぶしを注文。ここで大盛を注文したのが失敗だった。待った甲斐あって、香ばしく焼かれた鰻、タレの味と量は最高に美味しかったけれど、大盛りの量があまりにも多すぎる。さすが3,570円というだけあって、大袈裟でも何でもなくてボリュームが尋常ではない。半分まではすんなりと食べられたけれど、最後の方は完全に鰻と格闘している状態。数十分前にきしめんを食べたことを心底後悔した。ただ、ひつまぶし自体は美味しくて満足。
満杯の腹を抱えてむかったのが、名古屋港イタリア村。「水の都ヴェネツィアを再現したエンターテインメントなショッピングモール」がコンセプトらしく、モールの中に運河が作られ、ゴンドラが行き交う、しかも船頭は外国人(イタリア人?)と、なかなか上手に真似ていて感心した。店もイタリアンレストラン、イタリアンファッション店、イタリアン食材店などなど、やはりイタリア関係が中心。外見はお台場にあるヴィーナスフォートを屋外に持ってきたようなイメージに近いけれど、中華料理店まで入っているヴィーナスフォートと違って、明確なコンセプトを持とうとしているように感じた。
最後に向かったのが、名古屋港ワイルドフラワーガーデン「ブルーボネット」。名古屋港に面した場所に、ワイルドフラワーを中心に植えられている。ワイルドフラワーとは、野性的な雰囲気を持つ草花のことで、古来より原生し人が世話をしなくても育成していける植物らしい。そんなに大きい施設ではなかたけれど、いかにも人工物的なイタリア村を見た後に、何だか癒された気分だった。
東京には21時頃に戻った。なかなか精力的に動いた1日で、少しくたびれた。何より、夜になっても昼のひつまぶして胃が完全にもたれていた。それにしても、名古屋で見るべき場所がいよいよなくなってきたなあ。
ひつまぶし俺も3月に並んで食いました!大盛りで死にました・・・でもまた食いたい。。
投稿情報: machiyama | 2007-06-19 23:20
>machiyama
お前も食ったんだー。
量多いやんなあ。
俺もでもまた食いたい。
投稿情報: Shibuya | 2007-06-20 07:10